尹東柱の詩に触れて
尊厳オリンピック実行委員会の澤田祐子です。
私は昨日、東大の日韓交流会主催「尹東柱の詩と生涯~今日に生きる私たちに伝えてくれること~」に参加してきました。
尹東柱について研究を続けていらした
楊原泰子さんのお話、
松岡みどりさんの朗読は心に響きました。
昨日は参議院選挙もある中だったのでとても
意義深い場になりました。
私は2020年東京オリンピックに向けて
日本がどのようなアイデンティティで
韓国、そしてアジア諸国と関係性を再構築していくかは、本当に、本当に要だと思います。
メディアの情報に踊らされることなく
一人ひとりが世界の全体像をとらえて
意志を立たせ、ともに未来を創る視座に立てるときに「未来は明るい!」と力づよく言い放つことができるのだと私は思います。
書きたいことは山とあるのですが
やや謀殺されています。
尹東柱が獄中の中で心に刻んだ詩を
私たちが引き継いで歌にするなら
どのような旋律になるだろうと思いつつ
『序詩』
いのち尽きる日まで天を仰ぎ
一点の恥じることもなきを、
木の葉をふるわす風にも
わたしは心いためた。
星をうたう心で
すべての死にゆくものを愛おしまねば
そしてわたしに与えられた道を
歩みゆかねば。
今夜も星が風に身をさらす。